服のシワを伸ばす方法を紹介！シワになりづらくする方法も解説します

これから着たい服がシワになっていて、困った経験がある方もいるのではないでしょうか。この記事では、服にシワができる理由を解説し、アイロンを使わずにシワを伸ばす4つの方法を紹介します。服にシワが付きにくくする方法についてもまとめているので、服のシワに困った経験のある方はぜひご覧ください。

なぜ、服にシワができるのか

まず、どうして服にシワができてしまうのでしょうか。

服のシワは、主に着用ジワと洗濯ジワの2つに分けることができます。着用ジワは、肘や膝などの関節の動きに伴って服の繊維がずれ、固定されることで生じます。あるいは、長時間椅子に座ることで背面や座面の繊維がずれたまま固定され、シワが付くこともあります。洗濯ジワの原因は、洗濯機にかけることで起きる服の絡みや擦れです。洗濯の際に生じたシワが、乾く時にそのまま残ってしまうのです。

また、シワになりやすい性質を持った素材も存在しています。植物由来の天然素材を原料とした綿や麻、レーヨンやキュプラなどは、繊維が柔らかくシワになりやすい素材です。人工繊維から作られているウールやシルク、ポリエステルなどは、糸の反発性が高くシワになりにくい素材と言えます。シワに悩みたくない場合、素材を確認してから購入することも検討してみてください。

アイロンを使わずにシワを伸ばす方法

服のシワを伸ばす方法として一般的なのは、アイロンをかけることです。しかし、洗濯するたびにアイロンをかけるのは時間が必要となり、アイロンを持っていない方もいるでしょう。そこで、アイロンを使わずに服のシワを伸ばす方法を4つご紹介します。シワができてしまった時の対策として参考にしてください。

水で濡らして乾かす

シワを伸ばしたい箇所に霧吹きなどで水をかけ、手で軽く伸ばしてから干して乾燥させます。自然乾燥させる時間がない場合は、ドライヤーなどを使って乾かしましょう。小さなシワを伸ばしたいというケースには、この方法が便利です。

ホットタオルを使う

タオルなどを水で湿らせてラップを巻き、電子レンジで60〜90秒程度加熱してホットタオルを作ります。服のシワを伸ばした状態でホットタオルを当ててしばらく置き、自然乾燥させるか、ドライヤーで乾燥させてください。水で濡らしただけでは取れないような強固なシワにおすすめです。

シワ取りスプレーを使用する

しわ取りスプレーは、シワになった箇所が湿る程度に噴射して手で伸ばした後に乾かすのが基本的な使い方です。スプレーと服を離す距離や噴射回数は製品によって違うので、事前に使用方法をよく確認してから使いましょう。

また、シワ取りプレーは綿や麻、ウールや合成繊維には使えますが、レーヨンやシルクには使えないことがほとんどです。相性の問題から、スプレーが使用できても効果が薄い素材もあります。製品に注意書きの記載があるので、内容を確認してからスプレーするようにしてください。初めて使うシワ取りスプレーの場合は、思わぬ色落ちやシミを防ぐために、あらかじめ服の目立たない場所で試すことをおすすめします。

浴室の蒸気を活用する

浴室を使うタイミングであれば、蒸気を活用してシワを伸ばすことができます。方法としては、シワのついた服をハンガーに掛けて使用後の浴室に吊るしておくだけです。しばらく放置しておき、浴室内の蒸気でシワが伸びたら服を取り込みましょう。タイミングが限られる方法ではありますが、吊るしておくだけで道具も要らず、手間のかからない方法です。

服をシワになりづらくする方法

次に、服をシワになりづらくする方法について3つ解説します。先ほどご紹介した4つの方法がシワ対策だとすれば、こちらはシワ予防という位置付けになります。

脱水後はすぐに干す

冒頭で、洗濯の際に生じたシワが乾いて洗濯ジワになることを解説しました。洗濯後、時間が経てば経つほどシワは定着してしまいます。つまり、脱水後はすぐに洗濯機から服を取り出し、干すことが大切です。

また、服のシワは特に脱水の段階で生じることが多いと言われています。脱水時間を短くすることが、シワを減らすことにつながります。シワを付けたくない服を洗濯機にかける際は、脱水時間を短く設定することをおすすめします。

シワを伸ばして干す

洗濯物を干す時に、できるだけシワを伸ばしておくのも有効です。洗濯機から取り出した服は、洗濯物の端を持って上から下に振り、大きなシワを伸ばしてからハンガーに掛けます。細かいシワが気になる時は、手で軽く叩いて伸ばしておきましょう。シャツなどは、厚みのあるハンガーを活用することで型崩れしにくくなります。

洗濯ネットを使用する

洗濯ネットは、基本的には洗濯表示タグにネットに入れるよう指示のある服や、型崩れしやすいワイシャツなどに使うアイテムです。しかし、洗濯表示タグに指示がない服であっても、洗濯ネットを使用することで他の洗濯物との絡みや擦れを防ぐことができ、結果としてシワを防止する効果を得られます。また、洗濯による生地のダメージや色移りの軽減も期待できます。

まとめ

服にシワが生じる理由に加え、アイロンを使わずにシワを伸ばす方法とシワになりづらくする方法について解説しました。

忙しい時に着たい服がシワになっていた場合、アイロンをかけるのには時間がかかってしまいます。
しかし、ご紹介した方法を知っていれば、少しの手間をかけることでシワのないピンとした服を着ることができます。洗濯を行う時、着たいと思った服のシワが気になった時に、試してみてください。