おしゃれな文字入れTシャツをオリジナルで!デザイン作成の方法

おしゃれな文字入れTシャツをオリジナルで!デザイン作成の方法

文字やロゴが入った文字入れTシャツをオリジナルで作りたい場合、どのように文字を入れるか、どのような配色にするかなど、デザインのコツを抑えておくことが重要になります。

今回は、おしゃれな文字入れTシャツを作るうえで考えるべきデザインのポイントや、デザインをより良く見せるためのアイデアを紹介していきます。1つ1つの要素によって全体の印象は大きく変わるので、理想のデザインに近づけるようにぜひ参考にしてみてください。

文字入れTシャツとは、言葉通り文字やロゴが入ったデザインのTシャツを指します。単語や名詞、好きなワード、ロゴ、メッセージなど、入れられる文字は多岐にわたります。

「文字の入ったTシャツ」とだけ聞くと、胸元に文字が入っているシンプルなものを思い浮かべるひともいるかもしれませんが、選ぶ要素の組み合わせによって、派手なものから落ち着いたものまで幅広いデザインが存在します。

文字入れTシャツのデザインを構成する要素は以下のようなものがあります。

  • 文字の内容
  • フォントの種類
  • 文字の配置
  • 文字のサイズ
  • 文字とTシャツの配色
  • 装飾

「おしゃれ」の判断基準は人それぞれですが、これらのデザインの要素をうまく組み合わせることで自分が思うおしゃれなデザインのTシャツを作ることができるでしょう。

先ほどご紹介した通り、おしゃれな文字入れTシャツを作るためにはデザインの要素1つ1つをよく考えることが大切です。ここでは、理想のイメージに合うフォント選びや配置ができるように、デザインの具体例を交えながら各要素についての考え方を紹介していきます。

文字入れTシャツを作るときに外せないのが「フォントの選び方」です。フォントとは、文字の形や種類のことで、選ぶフォントによって受ける印象は大きく異なります。

「明朝体」 や 「ゴシック体」など日常的によく使われているベーシックなフォントを始め、筆記体風のフォントなど世の中にはさまざまなフォントがあります。ネット上で無料配布されているフリーフォントなどもあるため、探してみると好きなフォントが見つかるかもしれません。

以下はフォントの一部の例です。

さまざまなフォントの種類

選ぶフォントによって印象が変わるということは、「どのようなデザインのTシャツを作りたいか」「どのような文字を入れるのか」によって選ぶべきフォントも変わるということになります。
フォントによって文字の線の太さなども変わるため、「力強さ」「繊細さ」「親しみやすさ」など、理想のイメージにあわせて適当なフォントを探してみましょう。

フォントによるTシャツの印象の違い

またフォントだけでなく、日本語なのか英語なのか、漢字かカタカナかなど表記の違いによっても印象は変わります。与えたい印象やイメージにあった組み合わせを選択しましょう。

文字入れTシャツを作るときは、文字やロゴの配置方法も重要です。同じ文字やロゴで、同じフォントを選んだ場合であっても、配置する場所などにより異なる印象のTシャツになります。

文字を配置できる場所はさまざまで、Tシャツの前面に入れるか背面に入れるかだけではなく、前面のどのあたりに文字を入れるかなども選択できます。文字やロゴの配置方法は、入れる文字の量やデザインの大きさ、また後述する文字サイズなどに合わせて考えるのがおすすめです。

また、配置場所に加え、文字やロゴを中央ぞろえにするか左寄せにするかなども考えましょう。実際に何パターンか案を作って比較しながら、お気に入りの配置を見つけるようにしましょう。

文字の位置によるTシャツの印象の違い

前述した「文字の配置」にも影響する要素として「文字のサイズ」があります。言葉通り、Tシャツに対してどの程度の大きさで文字を載せるかを考えましょう。

フォントによって文字が持つ幅や大きさが異なることや、入れる文字量によって選ぶべきサイズも変わります。そのため、これまでに紹介してきた要素とあわせながら、ロゴを目立たせたいのか、さりげなく入れたいのかなどを考慮して理想のイメージに近づけていきましょう。

文字の大きさによるTシャツの印象の違い

文字のフォントやサイズ、配置とあわせて、配色についても考えていきましょう。ここまで紹介した要素を先に決めたうえで配色に移っても良いですが、色の組み合わせによっても印象はさらに変わるため、ある程度同時進行で考えていくのが良いでしょう。

以下はさまざまな配色パターンのイメージです。同じ文字と同じフォントで、同じサイズと配置にしているにもかかわらず、色の組み合わせによって文字がしっかり目立つものやさりげない印象になっているもの、派手な印象を受けるものなど、違いがあることが分かります。

文字と生地の配色によるTシャツの印象の違い 文字と生地の配色によるTシャツの印象の違い

配色には、「補色」や「類似色」といった色の組み合わせが存在し、それらを意識することでもデザインを理想に近づけていくことができます。チームや学校でTシャツを作る場合などは、Tシャツ本体の色がすでに決まっていることもあると思うので、その場合はその色と相性の良い色を探して文字に反映させましょう。

文字入れTシャツをおしゃれにするには、ここまで紹介した要素をうまく組み合わせることが重要ですが、場合によっては物足りなさなどを感じてしまうこともあるでしょう。

そのような場合、文字や文字以外の部分に装飾を施すことで、より目立たせたりおしゃれなデザインに近づけたりすることができます。装飾のアイデアに配下のようなものがあります。

  • 文字にフチや影をつける
  • 一文字ずつ色を変える
  • 文字によってサイズを変える
  • 文字によってフォントを変えて複数のフォントを使用する
  • 文字の周りに枠をつける

枠や線を入れて文字を囲めば、シックな印象や上品な雰囲気に仕上げることができます。1つの単語や文章でも、文字によってサイズや色を変えればより目立たせることができるでしょう。理想のイメージに対して「あと一歩足りない」と感じた場合には、これらの装飾のアイデアを試してみてください。

以下は実際にTシャツに装飾を入れてみた場合のイメージです。

文字を装飾するデザインアイデア

文字入れTシャツを作る際、デザインのことばかりを考えてしまう人もいるかもしれませんが、どのようなTシャツを選ぶか、ということも重要なポイントの1つです。

Tシャツといっても、使われている生地の材質やサイズ感など、ものによってシルエットや印象は大きく異なるため、デザインとの相性や機能性などを意識してあうものを選ぶ必要があります。

例えば、マラソン退会や体育祭、スポーツチーム用のTシャツなど、運動用途であるならば風通しがよいもの、着心地がよいものなどを選択するのがよいでしょう。

一方、普段着用でよりおしゃれに作りたいという場合には、大きめのシルエットにするなどトレンドを意識して選ぶこともおすすめです。

なお、印刷会社やサービス、選ぶ商品によって、印刷ができる範囲が異なることもあります。デザインを大きく配置したい場合や少し変わった位置に配置したい場合などはその点も注意しておきましょう。

文字入れTシャツを1からオリジナルで作るのは大変な部分もありますが、デザインに必要な要素を1つ1つ考えていけば、理想のイメージに近づけていけていくことができるでしょう。

今回の記事でご紹介した内容やイメージはもちろん、街中で販売されているTシャツや同じようにオリジナルでTシャツを作っている人のSNSの投稿なども参考にしながら、自分のイメージを形にしてみてください。