Tシャツをリメイクする方法10選!|カットや手縫いで簡単にアレンジ

Tシャツをリメイクする方法10選!

Tシャツは、お気に入りのデザインのものやクラスで作った思い出のものなど、使わなくなっても捨てにくいアイテムのひとつです。今回は、大事なTシャツを捨てずに再利用したいという方に向けて、手軽にリメイクする方法10選をご紹介します。

Tシャツをリメイクするためには、Tシャツ以外にも道具が必要となります。リメイクしたいアイテムにもよりますが、今回紹介する方法で必要な道具は以下の通りです。

裁ちばさみ 生地をカットするために使用。切れ味のよい裁縫用の裁ちばさみがおすすめ。
型紙・カッティングボード・チョーク デザインを変える場合は、型紙やカッティングボード、洗って落ちるチョークなどを活用すると、ミスを防ぎやすくなる。
裁縫セット・ミシン 縫ってリメイクする場合は必要。
編み棒 編むアレンジを行う場合はあると便利。
染料・布用絵の具 染めたりペイントしたり、オリジナルのアレンジをしたいときに必要。

また、使用するTシャツは、吸水性の高い綿素材のものだと比較的扱いやすいです。アレンジしやすいものかどうか、Tシャツ自体の素材も確認しておきましょう。

まずは、Tシャツを異なるデザインの衣服にリメイクする方法を紹介します。Tシャツをまだ着て楽しみたい人や雰囲気を変えておしゃれに使いたいという人におすすめです。

Tシャツを異なるデザインの服にリメイクする方法

簡単なリメイク方法のひとつは、カットのみでTシャツのデザインを変えるやり方です。大まかには、以下のようなアレンジ方法があります。

裾を短くすることで通常の規格よりも短めのカットを施した「クロップド丈」のトップスが完成する。シルエットを変えたり、汚れた部分をカットしたりするときにも有効。
袖口 袖部分を短く切れば、スリーブレスやノースリーブのデザインを楽しめる。涼やかになりインナーを見せられるので、夏場の重ね着アイテムとして重宝。
肩をカットして、ワンショルダーやオフショルダーを作ることも可能。
襟ぐり 首回りを広くカットしてデコルテを見せたり、Vネックにしてカットソー風に楽しんだりするのもおすすめ。一部だけ襟口を残してチョーカーをしているように見せるカットなど、アレンジ次第で個性を与えられる。

Tシャツのカットだけでは物足りないという方は、編みや結びを施してアレンジをプラスするのもおすすめです。例えば、オフショルダーにカットした袖部分をリボンのようにしたり、カットした場所を結んでフリンジのようにしたりと、比較的可愛らしいアレンジが楽しめます。

白いTシャツをリメイクするなら、染めて色を変えるのもリメイクの手です。伝統的な「草木染め」といわれる手法は、家庭の野菜や果物の煮汁や紅茶、コーヒーを使っても行うことができます。玉ねぎ、にんじん、イチゴなどなど、使えるものは様々ですがナチュラルな色味が魅力で、捨てる予定のものなどを使えばエコにも繋がります。

全体的に染めたい場合は、煮出した染料に入れて定期的にかき混ぜることで色ムラを防ぎます。Tシャツを筒に巻き付けてランダムに染料をつければ、絞り染めに似た味わい深いデザインに仕上がります。

無地のTシャツなら、ペイントを施してオリジナルのデザインにリメイクするのもおすすめです。布用の絵の具は原色からニュアンスのある色まで様々なカラー展開がされているので、カラフルに仕上げることもできます。

染料の定着にアイロンやドライヤーなどがいるケースもあるので、絵の具を選ぶときは気をつけましょう。

シンプルなデザインのTシャツには刺繍を入れるのもリメイク手法のひとつです。イニシャルや好きなマークなどをワンポイント刺繍するだけでも印象が変わります。裁縫道具に加え、刺繍糸や刺繍針、刺繍枠、トレーシングペーパーといった専門的な道具が要ることもあるので、準備する際には用途に合わせてチェックリストをつけておきましょう。

続いては、Tシャツを使って違うアイテムを作るリメイク方法を紹介します。簡単にできるものから凝ったおしゃれなものまであるので、ほしいものやチャレンジしたいものを見つけてみてください。

Tシャツからまったく新しいアイテムを作る方法

エコバックは、Tシャツをタンクトップのような形にカットしてから縫うだけで作れる比較的簡単なリメイクアイテムのひとつです。裁縫が苦手な方は、裾部分に細かく切り込みを入れてから結び合わせていくことで縫わずにエコバックを作ることもできます。

ハンカチもTシャツから簡単に作れるアイテムのひとつです。扱いやすい正方形にカットしたあと、周囲を縫うと完成。できれば吸水性に優れた素材のTシャツ生地が適していますが、タオル生地やガーゼの生地を組み合わせれば日常に使いやすいハンカチになります。

また、正方形の生地は汎用性が高く、縫い合わせてポーチなどもできるので、大きめのTシャツで端切れを活用したい場合は他のアレンジもぜひ試してみてください。

ブックカバーは、使いたいサイズに採寸してTシャツをカットして、折り目を付けて生地を縫って作ります。裁縫が苦手な方は、布用の接着剤やテープなどを駆使するのもおすすめです。上級者は、複数のTシャツを組み合わせると、より個性的なブックカバーにリメイクできます。

編みを活かしたリメイクを行いたい場合は、コースター作りがおすすめです。Tシャツに切れ目を入れ、細くした編み糸、通称「Tシャツヤーン」を用い、かぎ編み用の棒を使って編むことで作成できます。

Tシャツヤーンは、比較的分厚くて丈夫な特徴があるため、ちょっとしたかごや小物入れを作るのにも便利です。コースター同様に、かぎ編み棒を利用して作ることができます。

Tシャツのリメイク方法は、アレンジ次第で様々に発展することができます。不器用な方は簡単なリメイクからはじめてみてください。思い出深いTシャツをリメイクしたアイテムなら、一層愛着が湧いて長く使えそうです。